国内外のECサイトサービスの比率まとめた

2018年10月06日 00時10分

最近は、EC サイトを作るのにサービスは事欠かない。

大手モール、数年前から yahoo ショッピングは出店手数料が無料になったし、Amazon マーケットプレイスであれば、月額 5000 円弱で出店が可能だ。

もちろん、モールだけではなく、オリジナルショップを出すのにも選択肢は豊富にある。

BASE や Shopify といったモールではないオリジナルの店舗を出すことも簡単にできるようになったからだ。

そういった意味で、今後新規に利用を考える際に、どのサービスを選択するのかは、迷うところである。ここでは、2018 年に Build With が報告している上位アクセス 100 万サイトのうち、EC サイトを分析したデータから引用する。

EC サイトサービスの国内の動向について

まず、日本のサイトの分析結果から。

img2 1

MakeShop、eStore、Welcart と割と聞いたことのあるカートが並んでいる。

割と驚いたのが Welcart の利用率である。

Welcart は、国産の Wordpress にカート機能を追加するプラグインである。

WordPress を使い慣れた人であれば、手軽に導入できるのがいいところである。

その利用率が、17%だから、統計をとった 5 サイトのうち 1 サイトが Welcart を使っていると思えばいい。

一方で、EC-CUBE の利用率が 8%なことも驚いた点である。こちらも、国産のカートであるが、オープンソースであることや歴史を考えるともう少し高いものかと思っていたが。

WordPress はコンテンツ作りに最適なので、今後はストーリーで付加価値を高めていく事業者が、相性のいい Welcart を導入していくのかもしれない。

EC サイトサービスの世界の動向について

打って変わって、世界全体で見たときのグラフが、以下のような円グラフになる。

img1

第一位が WooCommerce となっている。ようやく本題に入れる。

WooCommerce は、Wordpress のプラグインであり、かつオープンソースのカートシステムである。

こちらも無料で導入が可能な点、コンテンツ作りと相性のいい Wordpress と組み合わせた EC サイトが構築できる点からも、人気な理由がうなずける。

一方で、Wordpress で使えるからといって、サイトのデザインを構築するところまでは、直観的にできない。

そこで、テーマを購入したりするのだが、はっきり言って Elementor で組めばデザインに関してはある程度は直観的に構築することができる。

※もちろん、詳細を詰めるためには pro 版を購入する必要があるが。

まとめ

・国内外で EC サイトサービスの種類が結構違った。

・ワードプレスプラグインは割と人気。国内は Welcart。世界的には WooCommerce

・共通していたのは Shopify。利用率はじわじわ増えてる。

・EC-CUBE がもっと普及してほしいけど残念