自閉症スペクトラム児・者への指導について TEACCH

ふくどん
自閉症スペクトラム児・者は、ローナ・ウィングが報告したように、「社会性」「コミュニティケーション」「想像力」に課題がある場合があります。
ふくどん
想像力―つまり物事の切り替えや応用に課題がある場合、利用者が快適に過ごすための環境調整の手法にTEACCHがあります
ふくどん
今回はTEACCHの概要と支援現場での活用について見てみましょう。(福山市で勉強会がありましたら教えてください)

TEACCH について

TEACCHの歴史

TEACCHはTreatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Childrenの略で、日本語では自閉症及び関連するコミュニケーション障がいをもつ子どもたちのための治療と教育になります。

TEACCHの発明は、1960年代にノースカロライナ大学のエリック・ショプラー(Eric Shopler)博士によって開発されました。1972年にはノースカロライナ州全体のプログラムとして設立され、移行、現在に至るまで改良を重ねられています。

TEACCHの利点

自閉症スペクトラム児・者は、三つ組みと呼ばれる特性によって指示の理解、応用やトラブル時の対応で困ってしまうことがあります。

TEACCHは、空間・タスク・コミュニケーションなどの構造化視覚での指示によって、利用者がスムーズに作業や勉強ができるように支援する手法です。

例えば、時間割も視覚での指示と言えます。

ワーキングメモリが少ない、口頭での指示を聞く事が苦手な児童や利用者は、図でタイムスケジュールを示すことで、内容の理解、分からなくなった時に再確認できるため、安心して作業や勉強に取り組むことができます。

TEACCHで言う構造化とは、自閉症にある認知障害を考え、学習課題や教育空間の情報を整理し、理解できる状態に再構成化することを言います。

環境面での構造化の例にすると、遊び場・作業場といった場所を分けることがあります。私も家では勉強に中々取り掛かれませんが、図書館だと勉強によく集中できます。それと同じ様に、気持ちの切り替えが苦手な児童にとっては、同じ教室でも勉強する場とリラックスできる場を分けたほうが、スムーズに勉強に取り掛かれる。リラックスできる。という話です。

TEACCHを学びたい!

TEACCHは教育、医療、福祉事業所、会社など様々な部門で利用することができます。そのため、指導者となる方が本を購入し、独自に導入する例もあります。

構造化・視覚化は実例を見て、簡単に真似することもできますが、発達心理、児童のアセスメント、支援できる内容などを総合的に判断してプログラムが組む必要があります。

福山市では中々研修の機会がありませんが、岡山県にある川崎医療福祉大学では、ノースカロライナ大学と姉妹校提携を結び、TEACCH Autism Prgramの実践・専門家コースがあります。

講義も行っているとのことなので、予算と都合がつく方はぜひ。そして結果を教えて下さい。

川崎医療福祉大学 「自閉症特別講座」受講生募集

参考文献

The TEACCH Approach to Autism Spectrum Disorders Gary B. Mesibov (著),‎ Victoria Shea (著),‎ Eric Schopler (著)

福山市の福祉事業所でTEACCHやってるよ!って方いらっしゃいましたら取り上げます!よろしくお願いします。