福山市の小・中学生の学力・特別支援教育について

福山市の小・中学校の学力についてまとめました。

学力調査について

広島県では毎年小学校5年生と中学校2年生を対象に、「基礎・基本」定着状況調査”が実施されています。(全国学力調査とは別物です。)

対象科目は、国語、算数(数学)、理科、英語(中学校のみ)です。

教科で身に付けておかなければ後の学年等の学習内容に影響を及ぼすなど
の基礎的・基本的な内容をタイプⅠ、教科で学習した知識・技能を実生活や学習の様々な場面に活用する力などに係る内容をタイプⅡの問題として評価しています。

平成28年度のタイプⅠの結果をまとめます。

60点を超えていれば、おおむね定着していると判断されます。

小学校の基礎定着テストについて

小学校 中学校
広島県 福山市 広島県 福山市
国語 68.0 70.1 71.8 70.8
算数 74.9 75.5 69.6 68.0
理科 68.1 70.1 55.3 54.4
英語 実施無し 72.6 70.3

福山市は広島県と同様、60点を超えており、基礎学力がおおむね定着していることが分かります。

理科について、中学校になると60点を下回るようになることから、理科が苦手になる児童が多いのかもしれません。

また、授業内容についてアンケート調査を行った結果、”授業の内容がわかる”と答えた生徒の割合は小学校では84.2%、中学校では72.4%だったことが報告されています。

個別の学習支援について

福山市では、「しっかりと学び豊かな心をはぐくむ学校教育の充実」 を基本目標に学校教育に力を入れています。

地域の退職職員を募り、土曜チャレンジ教室と称して生徒や児童に個別指導を行っていき、22か所の地域で土曜教室が開催されています。

2015年のデータでは、延べ400名の生徒が土曜チャレンジ教室に参加しました。

塾に通っている生徒もいると思いますが、無料でも利用できる場所があるのは心強いですね。

特別支援教育について

また、特別支援教育に関しても取り組みも紹介します。

1.特別支援コーディネーターの配置

2.個に応じた指導の充実(個別支援計画の作成)、研修の実施

3.特別支援教育体制の推進

個別支援計画を作成し、生徒一人ひとりに応じた指導・支援を実施した。と記述がありました。

個別支援計画は、生徒の半年、1年の支援目標を決定する大切な資料です。

平成26年度の特別支援学級における個別支援計画(教育支援計画)の作成率は、小学校では95.2%、中学校では95.5%と一部作製されていないところがあります。

しかし、さすが福山市です。

2020年には、個別カルテの作製の義務化を提言されていますが、先駆けて個別支援計画の作成を実施されているようです。

個別支援計画を医療や福祉現場と共有することで、学校での課題を分析することができ、よりよい支援に繋がります。

ぜひ、事業所との共有をお願いいたします。

参考資料について

福山市教育委員会 2016年度学力調査について

福山市教育委員会 2016年度 教育委員会点検・評価報告書

文部科学省 第九次提言 教育再生実行会議 全ての子供たちの能力を伸ばし可能性を開花させる教育へ