エンジニアコミュニティを福祉分野の観点から分析してみる

結論

専門職無しで、誰でもコミュニティの立ち上げと運営ができるのは異質。

とはいえ、2点抽象化できるとすれば、

①開催者や参加者にインセンティブがある(営利と名誉が関わってくるので)

②インターネットと親和性があるかどうか

 

序論 福祉とコミュニティ

福祉分野ではコミュニティ(ソーシャル)ワークと呼ばれる役割がある。

主に社会福祉士が音頭をとりつつ、地域や当事者の課題に取り組んでいく。そこには専門職、地域の人、当事者、ボランティア等、多くの人が関わる。あくまで主体は地域の人や当事者で、コミュニティワーカーは関係調整や組織化といった裏方である。

コミュニティワーカーとしては、社会福祉士にその役割が求められている。

更に言えば、コミュニティの活動を後押しするために地域にボランティアや当事者会等を支援する、社会福祉協議会という団体があり、協賛費を活用して運営を支援している。

以上をまとめると。

福祉の観点から言うコミュニティの概念

参加者 地域の人(①当事者、②ボランティア)、③その分野の専門職、④コミュニティワーカー
目的 地域や当事者の課題解決(互助会も含む)
運用管理 地域の人もしくは、コミュニティワーカー
関係調整 コミュニティワーカー
後押し 社会福祉協議会や地域のボランティア支援団体等(割と公的)

 

教科書的に言えば、専門職であるコミュニティワーカーが関係調整や運用管理を行って、地域の人、専門職で課題解決に専念してもらっている。

 

エンジニアコミュニティ

エンジニアコミュニティ文化がいつから始まったのか私は知らないけれど、会を1年運用したり、周りの人の会にお邪魔した結果。

エンジニアコミュニティの所感をまとめる。

 

参加者 地域のエンジニア
目的 地域や課題解決(互助会も含む)
運用管理 主催者(エンジニア)
関係調整 主催者(エンジニア)
後押し 会社や個人、時々公的なベンチャー支援(割と営利寄り)

やっぱり専門職無しで、草の根レベルで発起できるのがすごいなぁと思います。

色々考えてみましょう。

 

インセンティブがある

分析すると営利と名誉かどうかが結構関わってきそうですね。採用難でリファラル採用するとか、つよつよエンジニアは高く売れるという事実から、宣伝費用として協賛は付きやすい。都内の勉強会ではリクルーターが出るとかでないとか。

箔がつくか分からないですが、アウトプットがすごいエンジニアは、やっぱり評価が高くなる。

 

インターネットと親和性があるかどうか

専門職無しで有志が企画して、うまくいっている例はボードゲーム会なんですよね。呼び合う仲もハンドルネームだし、人間関係の広がり方と希薄さがゆるくつながる、離れるというコミュニティ参加の敷居を下げるのとうまくマッチしている気がします。

そういった意味でTwitter、connpass当のサービスに大きく助けられていますが、それ以上に地域から人を引っ張り出そうとすると、チラシといった紙媒体に手を出す必要がありそうです。(求めている層かどうかはの分析は必要ですが)

 

あとがき

書いてみると案外腑に落ちた。

約2年、学校で福祉の勉強をしていた時期がある。当時は勢いと必要に迫られての選択ではあったが、案外行ってよかったと思う。なんだかんだ福祉には足を突っ込んでいるのだから。

地域コミュニティをなんとかやらせていただいているが、そういった意味では知識が活きていると思う(参加者の皆様の支えあってのことですが)。

 

過去の記事は体験談であり、学習記録であり、青臭い何かではあるが、未だにアクセスがあるので消せないでいる。いい感じに青臭さは抜いて改定していきたい。

 

参考文献

ソーシャルワーク専門職である社会福祉士に求められる役割等について